日常から解き放たれて心からくつろげるアジアンテイストのLDK

以前は最小限の水廻りがあり、1口ガスコンロのキッチンは手狭で作業スペースがなく、機能的にも不十分でした。

新しい家では、お料理するのがもっと楽しくなるデザイン性や機能性にこだわったキッチン、LDKを中心とした回遊動線の間取りで使いやすさも重視しました。

キッチン横には、レシピ本を置けるニッチを造作し、スイッチ類を集約しました。

対面キッチンは、パナソニックのラクシーナ。「絶対このキッチンが良い！」とK様が惚れ込み、ショウルームで実物を見て感動されたもの。
特に気に入られたのは、トリプルワイドガスコンロ。横並びで鍋が置けて無駄なく同時に調理しやすいこと、ガスコンロ前にゆとりがあり作業スペースとして使えることなどが決め手になりました。
人造大理石のカウンターやスゴピカ素材のシンクは、グレーでシックに。

　
カップボードはキッチンとお揃いの扉色（エイジドダーク柄）で、家電が置けるセパレートタイプ。ワークトップの延長として、作業台にも使えます。
吊戸棚の間に、オープン棚を組み合わせて。お酒やグラスを並べて、お家にいながらバー気分を味わえます。

壁面の施釉レンガタイルは、タイルパークのダンボ。グレーの濃淡とレトロな風合いが、LDKに上質さを添えます。

断熱のない鉄骨造に、床と天井の断熱を施して性能向上することで、室温を逃がさず冷暖房の効きが良くなりました。昭和レトロな型板ガラスの掃き出し窓に、LIXILの内窓・インプラスを設置して、断熱性と遮音性が向上。冬でもLDK内は息が白くならず、結露の発生を抑えました。

　
リビングでひときわ目を惹きつけるのが、天井の装飾。柿渋色の織物調クロスを貼り、角材を組み合わせて造作。シーリングファンライトを取り付けて、アジアンリゾートのような非日常空間を演出しました。

テレビ側の壁面に、ヘリンボーン柄アクセントクロス。縁を造ってダークブラウンで塗装し、空間を引き締めました。
リビングからもダイニングカウンターからも見える位置に、壁掛けテレビを取り付けました。
テレビボードは置かず、オープン棚を取り付け、ディスプレイスペースに。
ブラケットライトが雰囲気づくりを高めています。

ダイニングカウンターのお気に入りの席に座って、こだわりの室内を眺めながらお食事やお酒を楽しむのがK様の至福の時間だそうです。

香木のようなブラウンを基調とした空間に、黒に近いダークブラウンの木目調クッションフロア。
どこかの国の刺繍みたいな琥珀色のアクセントクロスがより美しく映えます。

トイレは、LIXIL・アメージュZを採用。フチレス形状で、汚れが落ちやすいアクアセラミック製です。毎日使うものだから、掃除のしやすさは大切なポイント。
埋め込み手洗いと収納、カウンター付きで、こぢんまりとした空間を有効活用しました。

既存のサッシと型板ガラスの窓は、そのまま活かしました。昭和レトロな夜空柄で、アジアンテイストにも似合います。窓枠は、トイレに馴染むようソフトウォールナット色で塗装しました。

　
アンティーク切り子風ペンダントライトは、デザイナーがセレクトしたもの。
玄関ホール・リビング・トイレ・・・それぞれ異なるデザインの照明ですが、どれも光が降り注ぐような明かりと陰影が美しく、どこも印象的な空間に仕上がりました。