主人の海外赴任で家族で4年ほど滞在して、先に私と息子が帰国しました。
赴任期間の任期終了を見越して、主人が一時帰国したとき、他社で持ち家のリフォームについて問い合わせていました。1年後、本格的にスタートして、主人がインターネットで探しているうちに、アルフレッシュさんに辿り着きました。
現調でお目にかかったとき、リノベーション コーディネーターさん、デザイナーさんの2人が良い感じで、お人柄で決めました。
相談に乗ってくれそうだったし、これから打ち合わせを重ねることになるから、フィーリングが合わないとね。
私は遠方住まいでお会いできずでしたが、主人が直接やり取りしていて「ドンピシャで合うんじゃないか」と言っていたので、お任せすることにしました。
もともと住んでいた家で不満に感じていた、玄関からLDKや浴室が見え過ぎる、ダイニングキッチンとリビング間にある引戸をなくして閉塞感を解消したい、目線の気になる窓を減らして壁にする・・・あと水廻り設備の取り替えを考えていました。
デザイナーさんとは年齢が近く話しやすいし、好きなものが似ていました。
オンラインでのやり取りが多かったのですが、こちらの意図を読み取ってくれて、すんなり進めることができました。
主人とアルフレッシュさんの打ち合わせで間取りを決めて、私が入ってからはデザイン・色を決めていきました。
最初はなんとなくナチュラルのイメージでしたが、ショールームでキッチンや床材を決めていくうちに「(好きなテイストは)ナチュラルじゃないな」「白はグレーや黒を引き立たせるために使おう」と方向性が見えてきました。
洋室3(奥様の部屋)は和室の雰囲気を残しながら洋室にして、押入れの場所に収納とデスクスペースを造ってもらいました。
私の趣味は手芸で、好きなタイミングで作業できるデスクスペースは必須。
あと手芸の本や道具、雑貨を飾れるよう、飾り棚を取り付けてもらいました。 壁紙のカタログでみつけたルーマニアの刺繍みたいな柄は、ドアのある壁とデスクスペースのアクセントですね。
ドアから部屋を覗くと、和室の面影が。部屋の中に入ると、立体感のある刺繍柄がよく見えます。位置によって見え方が変わって良い感じです。
この洋室3のテイストが好きなんだと自覚してからは、決めやすくなりました。
壁紙と色選びが楽しくて、特にキッチンの色合わせにこだわりました。
キッチンのワークトップはラバートトープ色、木目調のカップボードの天板と、同色の収納をデザイナーさんに探してもらいました。カップボードはショールームで色を吟味して、「これ!」って選んだペールグリーン。実物を見るまでドキドキでしたが、この淡いオリーブ色が絶妙に合って良かったです。
施工中の見学もよく行って、工務の方とも色々お話ししました。
もともと1つだった廊下のコンセントは、収納下のルンバ基地用。
施工中、工務の方に「玄関ホールの飾り棚に、コンセントを1つ付けてもらえないか」と相談したら付けてもらえました。
かわいいクリスマスツリーを見つけたら、クリスマスシーズンに飾ってライトアップしてみたいですね。
主人は「コンセント式のアロマランプを置きたい」と言っていました。帰ってきたら、アロマの香りがするのが良いと、癒されてるみたいです。
壁面にエコカラットを貼るのと、陰影が出るように間接照明を付けたのは主人のアイディア。リビングのテレビボード下の間接照明もそうですね。
全くの素人で、考えてもどうしたら良いのか分からなくて。とにかくデザイナーさんといっぱいお話ししました。
「ここは要らない」ところはなくしてもらって、話すことで「こんな風にしたい」が近づいていく。それがどんどん仕上がっていくたび、完成が楽しみになりました。
「収納が少なかったかな?」と思ったけど、仕舞う定位置が決まっているから片付けがしやすいですね。
リノベーション前は古くて寒かったけど、コロナじゃなくても、家から出たくないくらい快適で完璧。全部気に入ってます。
今回はドイツ製のミーレ食器洗い機を入れたくて、LIXILのキッチン(リシェル)を選びました。
掃除しやすくてスタイリッシュ、セラミックのワークトップやシンクのブラウンカラーがニュアンスのある色で好みでしたね。
海外と同じビルトインオーブンが良かったけど、グリルが外せない仕様だったので、そこは諦めました。
採光窓にかからないよう、レンジフードはアイランド用。
キッチンの高さは、私の身長に合わせて90cmにしてもらったから使いやすくなりましたね。
家の引渡しから3ヶ月後にやっとミーレが輸入され、先日取り付けてもらいました。
前の食洗機は、AEG(バスケットが2段タイプ)を使っていましたが、ミーレはバスケットが3段で大容量。
実際に使ってみて、バスケットを引き出す時にカラカラせず、食器の出し入れがしやすいです。自動で洗剤が投入され、1日分を1回でまとめて洗えます。
リノベーション前のキッチンは壁付きで、ワークトップが片付いていないと丸見えでした。私は料理しながら片付けたいので、洗う物はミーレに入れてます。食器洗いが好きじゃないから、ミーレが来るのが本当に待ち遠しかったです。
海外のキッチンも日本のキッチンも、実際に使って良かったところ、使いにくかったところ。どちらもしっかり使えたから、私に合うものをしっかり吟味できましたね。
今はダイニングテーブルを探し中です。良いのが見つかるまで、カウンターに3人並んで食事をしています。カウンターの上におばんざいみたいにお皿を並べて、それぞれ好きに盛り付けることもあるんですよ。
最初はナチュラルのイメージで、LDKの引戸はウォールナット柄でした。今のシックな雰囲気に方向転換してから、ブラックの引戸がしっくりきます。主人も「この色にしてよかった」とふたりで気に入ってます。
陽当たりが良い私の部屋(洋室3)は、和室の頃から暖かく、今冬も暖房なしで過ごせました。
このアトリエで、動画を見たり、音楽を聴いたりしながら刺繍をする時間が気に入っています。
以前はLDKで刺繍すると、家族が集まる食事の前には片付けしなきゃいけなかったのですが、今は気にせず道具もそのまま置いておけるようになりました。
いずれは、眠っている大量の毛糸を飾って置けるようにしてみたいですね。
主人や息子もそれぞれの部屋で過ごして、自分の時間を大切にしています。